本日の陣痛促進剤を使っての出産に向けて、昨晩から産道を広げる処置(*1)をしていたのですが、そのまま誘発剤なしで産道の拡張と共に陣痛が始まって、出産となりました。
知らせを受けた時が1:00AM、急いで駆けつけて1:40AM、生まれたのが1:30AM。結局、今回も出産に立ち会えず。お産自体は安産と言って良いのかな?
男の子でした。出産時の体重が368?gと大きくて、元気に動くし、すぐにお腹が減ってオッパイを飲んでました。こんなに元気なのに心疾患があるなんて信じられない。
赤ちゃんは1時間ほど母親の傍に居させてもらった後、検査のためにNICUへ連れて行かれました。それから、1時間程度してから医師からの検査結果の説明を受けました。
出生後の検査の所見でも、やはり心内膜床欠損症(完全型)という先天性心疾患であるという事実は変わりませんでした。ただし、それ以外の疾患(例えば、染色体異常等の症候群)は特に見当たらず、疾患が見られるのは心臓のみとの事。また、現状では血流の逆流も微量とのこと。手放しに喜べる状態ではありませんが、出産前の予想しうる病状の範囲の中で、最も軽い状態で済んだのは不幸中の幸い。
今後は、引き続き2?3週間入院して様子を見て、状態が安定していれば一時退院、通院と薬の投与を続けながら1年ほど過ごし、体力が付いてきた1?2歳の間くらいに手術をする事になる。もちろん、これは一番順調に進んだらの話で、状態が悪くなればすぐにでも一時的な手術が必要になるし、1回の手術で完治せずに、一生手術を繰り返す必要がある可能性もある。
これから一生、家族ぐるみで心内膜床欠損症という病気と闘っていかなければならないという事です。先が長くてくらくらする。
赤ちゃんの名前は、「龍生」という名前にしました。「りゅうき」と読みます。「龍」という字のいじめられなさそうな響きが好きで、以前から男の子には「龍」という字のある名前にしたかったのですが、それに強く生きて欲しいという思いを付け加えました。ちょっとベタな名前ですが、言葉の力を信じたいという事です。
*1: 海草で出来た、水分を吸うと膨張する棒を入れるのだそうです。痛そう。
(⇒hatena)
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