2004年12月11日

Sun Ultra 2に関するTips

proxyサーバが死亡してしまった。空いてるマシンを探したらSun Ultra 2が転がっていたので、これをproxyサーバにすべくOS再インストールなど。久々にいぢるUltra2なので、なんだかいろいろ忘れていて手間取る。という訳で作業メモ。

1) Ultra2を64bitモードで動かす

普通にOSを再インストールしたら、「とりあえず32bitで動いとくわ」みたいなメッセージが出てくる。せっかく64bitモードでも動かせるんだから、64bitモードで動かさないと勿体無いオバケが出るよ。

1)-1 まずはFlashPROMイメージをゲット

OpenBootのVersionが古いとダメなので、最新版にアップデートします。最新のFlashPROMイメージはココでダウンロード可能。

http://sunsolve.sun.com/
Ultra2のFlashPROMパッチの番号: 104169-08

ダウンロードしてきたら、アーカイブを解凍してファイルを全部/(ルート)直下にコピーしておきます。

1)-2 Jumperをずらす

J2003のジャンパを"PROM書き込み許可"の状態にしないとアップデートできません。デフォルトは書き込み不許可になっていますんで、電源切って、筐体開けて、ジャンパずらして電源を入れなおします。

1)-3 FlashPROMのアップデート実行

起動中にL1+Aして、okプロンプトにします。で、下記オプションを指定してbootさせます("ok"はプロンプトです)。

ok boot disk0 /flash-update-Ultra2-latest


で、bootすると、途中でいろいろと聞かれるのでリターンキーを押していきます。最後は"sa"→"cont"と入力してアップデート開始。"sa"は全部"yes"の意味。

1)-4 boot.confの書き換え

アップデートが終わったら、boot.confを書き換え。
/platform/sun4u/boot.confをviで開いて、最下行の

#ALLOW_64BIT_KERNEL_ON_UltraSPARC_1_CPU=true


を、コメントを削除して以下のようにします。

ALLOW_64BIT_KERNEL_ON_UltraSPARC_1_CPU=true


あとは書き換えた内容をsaveして、shutdown→ジャンパを元に戻す→筐体を閉じる→起動でめでたく64bitモードで起動します。

2) Ultra2にシリアルコンソールを繋ぐ

Sun マシンは、電源投入時にキーボードを探します。キーボードがプラグ接続されている場合には、サーバはコンソールがキーボードおよびモニタにローカルに接続されているとみなします。サーバはキーボードを検出しなかった場合、コンソールの入力および出力をシリアルポートAにリダイレクトします。

シリアルコンソールとはクロスケーブルで繋ぎます。

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