2006年2月8日
さよならベンツ180D
毎年、1月最終週の日曜日に日本クラシックカー協会主催のニューイヤーミーティングというイベントが開催されています。このイベントに、メルセデスベンツ180Dという車が毎年参加していたのですが、どうやら今年を最後に引退するそうです。
この車、なんとワンオーナーで50年、75万キロを走り続け、ドイツのメルセデスベンツ本社から2度もの表彰を受けている、由緒正しき、もはや文化遺産といっても過言ではない状態の車です。このまま、走行可能車のまま100年、100万キロ突破か?と密かに期待していたのに残念です。しかも、引退の理由が「H18年4月施行のディーゼル規制の為」だという…
確かに環境の為の施策は必要ですが、それは役人の面子やメーカーの金儲けだけでなく、こういった文化の保護も考慮して、例えば全車種に適合するDPF開発するよう助成するとか、クラシックカーに向けのDPFの補助金を出すとか、そういう事もちゃんと考えた施策になるよう勤めて欲しいなと思います。今の制度は明らかに一部のメーカーだけが儲けて、ユーザの負担ばかり増えているように見えます。
そんな状況もあってか、今年のコンクールデエレガンスを受賞した180Dのオーナーさんのコメントは、こんな形で180Dを引退させなければならない事への悔しさ溢れるコメントで、それがとても印象的で、いろいろと考えさせられた日でした。
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